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ダイカストは寸法精度が高い?その理由を解説

ダイカスト 寸法精度 高い 理由

ダイカストにはいろいろなメリットがあるのですが、その中の1つに寸法精度が高いことが挙げられます。

製造業では寸法がとても重要になるので、寸法精度が高いことはかなり需要です。

しかし、機械の種類によっては寸法が細かい製品の加工を行うのが難しい場合もあります。たくさん存在している機械の中で、ダイカストはなぜ寸法精度が高いのかを紹介していきます。

 

ダイカストとは

ダイカストの寸法精度について触れる前に、軽くダイカストとは何なのかについて解説します。

簡単に言えば鋳物を作るのに使用されている機械で、自動車関連や船舶関連などの部品を作るのに使用されています。

他にもいろいろな部品の製造が可能になるのですが、ダイカストを使用するには金型が必要になります。

ダイカストの金型を製作するのには高い費用が必要になるので、小ロット生産には向いていないと言えるでしょう。

ダイカストはアルミニウムやマグネシウムなどを溶かした溶液を金型に流し入れ、急冷させて形を成型していきます。

そのため、複雑な形の部品を作ることができるのも大きなメリットです。

外観も美しいので、物によっては仕上げ作業も必要なくなります。

そしてもう1つメリットがあるのですが、それが今回のメインである寸法精度の高さになります。

 

▼弊社のダイカスト製品の製造事例はコチラからご覧いただけます。

帝産大鐘ダイカスト工業 製造事例

 

ダイカストは寸法精度が高いのか

ダイカスト 寸法精度 高いのか

ダイカストは他の鋳物加工方法に比べると、寸法精度が高いと言えます。

他にも砂型鋳造やシェルモールド、重力金型鋳造や低圧鋳造などが存在していますが、その中でもダイカストはトップクラスに寸法精度が高くなっています。

 

だからこそいろいろな部品の製造が可能になるのですが、寸法精度の高さと、金型技術の向上により、細かく寸法設定ができるのです。

 

一般的によく使用されている鋳物加工方法は砂型鋳造ですが、それほど寸法精度が高いわけではありません。

そんな砂型鋳造よりも、シェルモールドは寸法精度が高くなっています。

そのシェルモールドよりも寸法精度が高いのが、重力金型鋳造や低圧鋳造になります。

 

重力金型鋳造や低圧鋳造も寸法精度は高い方ですが、ダイカストはこの2種類よりも寸法精度が高いため、細かい寸法の設定が必要な部品の製造も可能です。

 

ダイカストで寸法精度が高い理由

ダイカスト 寸法精度 高い 理由

ダイカストの寸法精度が高いことは分かったと思いますが、なぜダイカストは寸法精度が高くなっているのでしょうか。

その理由はいくつかあるのですが、第一に金型の技術が向上し、細かく寸法出しができるようになったことです。

ダイカストは金型にアルミニウムやマグネシウムなどを溶かして流し込むため、金型の精度がとても重要になります。

金型を作成する技術が向上したことが、寸法精度が高くなった理由の1つです。

しかもダイカストで使用する金型は一体化しています。

いくつかの部品を重ね合わせて使用するわけではないので、金型に隙間は一切できません。

旋盤で削った後にフライスでさらに削り、最後に溶接をするなど、複数の製造工程を必要としていないため、寸法精度が高いだけではなく、素早く大量生産ができるのです。

そのため、強度にも優れていると言えるでしょう。

 

第二にダイカストという機械の性質にあります。

ダイカストを使用した場合、溶液を金型に流し入れるときに、圧力をかけて押し込むような形になります。

圧力をかけることで金型と溶液の間に隙間ができにくくなるので、金型通りの形や寸法に成型しやすくなるのです。

これもダイカストの寸法精度が高い理由となっています。

 

▼弊社のダイカスト製品の製造事例はコチラからご覧いただけます。

帝産大鐘ダイカスト工業 製造事例

 

ダイカスト製品が向いている部品

ダイカスト製品 向いている 部品

ダイカストを使えば細かく寸法を出すこともできますし、ある程度強度も強く作れるので、いろいろな部品を作るのに向いていると言えるでしょう。

しかし、ダイカストも他の機械と同様に、作るのに向いている部品もあれば、向いていない部品も存在しているのです。

そこでダイカストで製造するのに向いている部品を紹介していきます。

最も多く作られていると言っても過言ではないのが自動車の部品でしょう。

ダイカストで製造された部品というのは、強度だけではなく熱にも強くなっています。

自動車の部品には熱が加わる物もたくさんあるので、熱に強い部品が作れるダイカスト製造は、自動車の部品を作るのにはとても適しているのです。

しかも自動車部品は大量に必要になるため、量産品を作るのに向いているダイカストは適切な機械だと言えるでしょう。

自動車部品以外にも、熱がかかる物というのはたくさんあります。

例えば鉄道関連の部品や航空船舶関連の部品なども、熱に強くなければ使い物にはなりません。

照明器具や農機具の部品も同様だと言えるでしょう。

他にも生活用品や工具類、産業部品などを作ることもできるのです。

いずれも高い精度が必要になる物、耐熱性の高い物や表面がきれいでなければいけない物なので、ダイカスト製品が向いているジャンルとなっています。

 

まとめ

ダイカストの特徴はいろいろとあるのですが、寸法精度が高いことも特徴の1つです。

ダイカストで使用する金型の精度が高い上に、圧力をかけて溶液を注入するので、隙間ができることなく製品を完成させられます。

そのため、自動車部品をはじめとしたさまざまな製品を作るのに使用されているのです。

 

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