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いまさら聞けない方へ!アルミダイキャストの強度はどのくらい高いか解説

精密性や正確性の高い優れた鋳物を製造できる技術として、ダイキャスト法は非常に人気があります。

特にアルミニウムを使ったアルミダイキャストは、強度に優れており値段が安いことから現代の鋳造技術の中でも高く評価されています。

 

しかし、アルミダイキャストが強度に優れているとは聞くものの、どれくらいの強度があるのかについて知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、強度の高いアルミダイキャスト製品の自社採用を検討している方に向けて、鋳造技術の具体的な特徴や強度についてわかりやすく解説していきます。

帝産大鐘ダイカスト工業が運営する薄肉・高精度ダイカスト 開発センターでは、お客様の技術課題、生産や調達に関するお困りごとを一緒になって解決に取り組みます。当社では高品質・コストダウン・製造リードタイムの短縮といったメリットを提供するために数々の技術提案も豊富にございます。アルミダイカストの技術を使って製品の軽量化を実現したいとお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。

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帝産大鐘ダイカスト工業 製造事例

 

アルミダイキャストの特徴

ダイキャスト製品を販売している会社の中でも、アルミダイキャストを専門的に扱っている会社はたくさんあります。

まず、アルミダイキャストで製造された鋳物はアルミが原料として使われているため非常に丈夫です。優れているのは、強度の高さだけではありません。

 

強度以外にも、経年劣化による寸法変化が少なく、熱伝導性が良いという特徴があります。

また、アルミダイキャストではアルミを原料として使うため、リサイクルが簡単で、再利用における省エネルギー化に優れており、地球環境にやさしい製品制作が可能となっています。

 

最近は、SDGs(エス・ディー・ジーズ)への関心から、環境にやさしい技術を採用したいという会社も多いです。

アルミダイキャストなら、化石燃料の消費を抑制し、環境負荷を減らせるのはもちろん、製品の軽量化が可能となっています。

 

アルミダイキャストの強度

アルミダイキャスト製品の強度について知りたい場合は、ダイキャスト用アルミニウム合金(材料)のADC12について調べてみましょう。

なぜなら、アルミダイキャスト製品の約90%以上がADC12によって製造されているからです。

 

次に、アルミダイキャストの強度についての基本的な概念やADC12を基軸にご説明します。

 

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強度とは

そもそも、アルミダイキャストにおける強度とはいったい何なのでしょうか。

強度は、機械的性質を見れば、ある程度の情報がわかるようになっています。機械的性質とは、外からの力に対してどの耐久性があるかを数値化した指標です。

 

そのため、機械的性質のうち強度に該当する「引張強さ」「圧縮強さ」「せん断強さ」を見ることで、耐久性の高さはもちろん、鋳造時に扱いやすいかを知ることができます。

 

引張強さ…一般的に、引張強度と呼ばれていますが、この値を見ると両端から引っ張った場合、最終的にどこで限界が訪れるのかがわかります。

引張強さの高さを知りたければ、MPaと記載された項目を見つけ、その数値の高さを見比べてみましょう。MPaが高いほど、両端からの引っ張りに強いということです。

 

圧縮強さ…一般的に圧縮荷重と呼ばれていますが、この項目を見れば、材料が破壊される際、どれだけの力を必要としたのかがわかります。

固い材料に圧を加えていくと、大きく変形する前に粉々に壊れるケースが多いですが、この壊れた瞬間の力を数値化したものとなっています。

 

せん断強さ…一般的にせん断強度と呼ばれていますが、この値を見ればせん断が発生したときのせん断応力の高さがわかります。こちらも引張強さと同様に、MPaの値を見ればわかります。

 

これら3つの値が記載されていれば良いですが、すべての値がデータで公開されているわけではありません。

その際は、ひとつ指標を決めて、どれくらいの強度があるのかを見比べてみましょう。

 

ダイキャスト用アルミニウム合金の強度

代表的なアルミダイキャストの材料のひとつにADC12がありますが、価格が安く手に入れやすいことから主に自動車パーツとして利用されています。

実際に、ADC12の引張強さ(MPa) の値が公開されていたので、お伝えするとMPa の値は310となります。

 

ADC12は、鋳造性や機械的性質の高さからADC10と並べられるケースが多いです。

ADC10の場合、MPa の値は320となり、ほとんど差はありません。

この他に、ADC6がありますが、こちらは280 MPaとなっており、それと比べるとADC12の強度の高さがわかります。

 

このように見比べることで、ADC6はADC10やADC12と比べると両端からの引っ張りに弱いことがわかります。

 

 

アルミダイキャストの強度をさらに上げるために

アルミダイキャストは、原料がアルミなので何もしなくても高い強度があります。

しかし、今以上に強度を上げたいということであれば、表面処理を施すことをおすすめします。

専用塗装やメッキなどの技術を使って表面処理を施せば、表面強度が高まるためアルミダイキャストの全体的な強度を上げられます。

 

まとめ

アルミダイキャスト製品は、アルミが原料となるため非常に丈夫で強度の高さに人気があります。

アルミダイキャストによる鋳造技術なら、地球環境に配慮できるのはもちろん、SDGsにおける要件を満たすことができます。

 

ADC12は、鋳造性と機械的性質に優れた材料なので、貴社で製造したい製品とも相性がぴったりでしょう。

 

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